バイトマン

 起きた。バイトがあるために起きてしまった。本当は日が沈むまで寝ていたかった。

 

生活があるために仕事をするのか、仕事をするために生活があるのか。鶏と卵にも例えられそうな議論が脳内で交わされた。でも、すぐやめた。

 

ぐでたまの何が可愛いんだか僕には分からない。トイレの壁掛けカレンダーのそれは僕が買ってきたものではない。しかし代案もない。

 

コーヒーを買う女はいるが缶コーヒーを買う女は滅多にいない。缶コーヒーは臭いしまずいし僕も最近はタリーズブラックしか買わない。タリーズブラックでさえ好ましくない。香料で無理矢理コーヒーらしさを出している、そのためとても人と会話などできない口臭が完成する。でも他に飲める缶コーヒーがないし、開拓する意欲も湧かない。

 

楽しいことをしたい。

 

友達とおもだかのお好み焼きを食べたい。家族でディズニーシーに行きたい。スタジオで一日中ギターを練習したい。カラオケで店員がうんざりするほどの大音量で歌いたい。朝から晩まで寝ていたい。

 

しかし、僕は、バイトへいく。